ごぼうが赤いのは食べても大丈夫?変色の原因と対処法を管理栄養士が解説
ごぼうが赤いのは食べても大丈夫?変色の原因と対処法を管理栄養士が解説

ごぼうが赤いのは食べても大丈夫?変色の原因と対処法を管理栄養士が解説

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ごぼうを切ったら中が赤やピンク色に変色していて、「これって食べても大丈夫?」と心配になったことはありませんか?

結論から言うと、赤くなったごぼうは食べても安全です。この記事では、ごぼうが赤くなる原因や正しい対処法、保存方法について詳しく解説します。

ごぼうが赤くなる原因は「ポリフェノールの酸化」

洗ったごぼう

ポリフェノールとは何か

ごぼうが赤く変色する主な原因は、ごぼうに含まれる「ポリフェノールの酸化」です。特に、ごぼうにはクロロゲン酸というポリフェノールの一種が豊富に含まれています。

酸化が起こるメカニズム

ごぼうを切って断面が空気中の酸素に触れると、ポリフェノールが酸化して赤やピンク色に変色します。また、切る前からすでに赤くなっている場合は、ごぼう内部の酸化酵素によって変色が起こっています。

どちらの場合も、病気や腐敗によるものではないため、安心して食べることができます。

赤いごぼうは食べても安全?健康への影響

食べても問題ない理由

赤く変色したごぼうは、ポリフェノールの酸化による自然な現象のため、食べても体に害はありません。むしろ、ポリフェノールには抗酸化作用があり、活性酸素を除去して老化防止効果や、動脈硬化の予防がん細胞の発生抑制など、様々な健康効果が期待できる成分です。

味や栄養への影響

酸化が進んでいるということは品質の劣化も始まっているサインです。赤く変色したごぼうは苦味やえぐみを感じる場合があり、風味や食感がやや劣化している可能性があります。また、栄養価も若干低下していることがあるため、気になる場合は変色部分を取り除いて使用しましょう

ごぼうの変色を防ぐ3つの方法

切ったごぼう

切ったらすぐに水にさらす

ごぼうを切った直後に水にさらすことで、酸化を防ぎ変色を抑制できます。5〜10分程度が目安です。

酢水を使った変色防止法

より効果的なのは酢水にさらす方法です。水500mlに対して穀物酢小さじ1/2杯を加えた酢水に5分程度浸けることで、酢の酸性が酸化酵素の働きを抑制し、より白さを保つことができます

適切な下処理のコツ

ごぼうの皮は栄養が豊富なため、薄くこそげ落とす程度にとどめ、長時間水にさらし過ぎないよう注意しましょう。栄養分が流出してしまうためです。切ったものから順次水にさらすことで、効率よく変色を防げます。

ごぼうの正しい保存方法

常温保存の方法(土付きごぼう)

土付きごぼうは最も日持ちします。風通しの良い冷暗所で、新聞紙に包んで立てて保存すれば、冬場で約1ヶ月、夏場で1〜2週間保存が可能です。

冷蔵保存の方法(洗いごぼう)

洗いごぼうや土を落としたごぼうの場合は、ラップに包んで冷蔵庫の野菜室で立てて保存します。この方法なら5日〜1週間程度保存できます。

冷凍保存の方法

長期保存したい場合は冷凍も可能です。生のまま冷凍する場合は乱切りや大きめにカットし、水にさらしてアク抜きをしてから水気をしっかり拭き取ってラップで包みます。ささがきや薄切りなど小さくカットする場合は、軽く茹でるか炒めてから粗熱を取って冷凍しましょう。どちらの方法でも約1ヶ月保存可能です。

こんなごぼうは要注意!傷んでいるサイン

輪切りにしたごぼう

見た目で判断する方法

ふにゃふにゃして曲がっている表面が黒ずんでいるカビが生えている汁が出てヌルヌルしているといった状態のごぼうは食べずに処分しましょう。

臭いで判断する方法

酸っぱい臭い腐敗臭カビ臭いといった異臭がする場合も同様です。これらの症状は、単なる変色とは異なる腐敗のサインです。

ごぼうの栄養価と健康効果

食物繊維の効果

ごぼうは食物繊維が豊富で、便秘解消や血糖値の上昇抑制、コレステロール値の改善、腸内環境の整備などの効果が期待できます。

ポリフェノールの抗酸化作用

前述したように、ごぼうに含まれるクロロゲン酸などのポリフェノールには強い抗酸化作用があり、現代人の健康維持に重要な役割を果たします。

よくある質問(FAQ)

Q: 赤いごぼうは必ず取り除く必要がありますか?

A: 必要ありません。気にならなければそのまま食べても大丈夫です。

Q: 変色防止の酢水は調理に影響しませんか?

A: 少量の酢なので、調理後は気になりません。むしろ臭み消しの効果もあります。

Q: 冷凍したごぼうはどう調理すれば良いですか?

A: 凍ったまま炒め物や煮物に使用できます。解凍の必要はありません。

まとめ:ごぼうの赤い変色を理解して上手に活用しよう

きんぴらごぼう
ごぼうの赤い変色は、ポリフェノールの酸化による自然な現象で、食べても全く問題ありません。むしろ、抗酸化成分が豊富な証拠でもあります。

正しい保存方法と下処理を覚えて、ごぼうの栄養を余すことなく摂取しましょう。特に、ごぼうに豊富な食物繊維は腸内環境を整える効果があり、デトックス効果も期待できます。

現代の食生活では添加物や化学物質を摂取する機会が多いため、時にはファスティングなどで身体をリセットし、ごぼうのような自然食品を中心とした食事で腸内環境を整えることも健康維持の重要なポイントです。ごぼうは食物繊維が豊富で満腹感も得られるため、ファスティング後の回復食としても最適な食材といえるでしょう。

ごぼうを上手に活用して、健康的な食生活を送りましょう。
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Yuzu

監修者

Yuzu

管理栄養士Yuzu。管理栄養士資格第242047号。 2019年5月に管理栄養士の資格を取得。腸を健康にする美味しい食事を広めるべく、酵素ドリンクRESETで、1万人以上をサポート。 https://reset-fasting.jp/ , https://www.instagram.com/reset_dining/