しいたけの生焼けは危険?食べてしまった時の正しい対応方法
しいたけの生焼けは危険?食べてしまった時の正しい対応方法

しいたけの生焼けは危険?食べてしまった時の正しい対応方法

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BBQや家庭料理でしいたけを調理中、「もしかして生焼け?」と不安になったことはありませんか?

実際に生焼けのしいたけを口にしてしまった場合、適切な対応を知っておくことが重要です。

本記事では、生焼けしいたけによる健康への影響と、万が一食べてしまった際の正しい対処法について詳しく解説します。

しいたけを生焼けで食べるリスクとは?

器に入った生のしいたけ

見た目は焼けているように見えても、内部までしっかり火が通っていないしいたけには注意が必要です。

しいたけは水分量が多く、中心部分に熱が届きにくいため、外側が焦げていても中が半生ということがあります。

実はこの“生焼け状態”こそが、思わぬ体調不良や皮膚トラブルの原因になることがあるんです。

ここでは、生焼けのしいたけを食べた際に起こり得る健康への影響と、注意すべきポイントについて詳しく見ていきましょう。

生焼けしいたけが引き起こす健康問題とは?

しいたけは香りが豊かで栄養価が高く、日本の食卓に欠かせない食材です。しかし、十分な加熱処理を行わずに摂取すると、思わぬ健康被害を引き起こす可能性があります。

加熱不足のしいたけには、人体に影響を与える特定の化合物が残存しており、これらが消化器系や皮膚に様々な症状を引き起こすことが知られています。

とくに注意すべきは、軽微な加熱では分解されない成分が含まれていることです。

加熱不足のしいたけが持つリスクについて

十分に火が通っていないしいたけを摂取することは推奨できません。その主な理由は、しいたけが持つ天然の防御成分にあります。

野生環境で育つきのこ類は、外敵から身を守るために様々な化学物質を生成します。

しいたけも例外ではなく、これらの物質は適切な加熱により無害化されますが、不十分な加熱状態では活性を保ったまま体内に入ってしまうのです。

さらに、栽培過程で付着する可能性のある微生物も、加熱不足により完全に除去されない恐れがあります。

食中毒のリスクを避けるために

管理栄養士の女性

しいたけは、きちんと加熱すれば栄養豊富で体にうれしい食材ですが、加熱が不十分なまま口にすると「食中毒」を引き起こす可能性があります。

特に湿度や気温が高い季節は、菌が繁殖しやすく注意が必要です。

ここでは、生焼けのしいたけで起こりやすい主な症状と、代表的な「しいたけ皮膚炎」について詳しく解説します。

万が一のトラブルを防ぐために、正しい知識をもっておきましょう。

食中毒を引き起こすおそれがある

一番可能性が高いのは、食中毒です。十分に加熱出来ていないしいたけを食べると、腹痛や吐き気などの食中毒の症状が引き起こされる可能性があります。

これは、生の状態のしいたけに絶対に付いている雑菌によって食中毒が引き起こされるからです。

とくに夏場は食中毒になる危険性がとても高く、BBQなどでしいたけを焼く方も多いと思うので一層注意して調理しましょう。

しいたけ皮膚炎に注意

もう一つの危険はしいたけ皮膚炎という、食中毒症状の一種です。

これは、生焼けのしいたけを食べた後1~4日後に皮膚が痒くなってきて発疹が出る症状になります。

症状の範囲は様々ですが、胸・お腹・背中・脚など広範囲に渡ってかゆみを伴う皮膚炎を発症するようです。

しいたけ皮膚炎は普通の食中毒と違い、発症までに最大で4日ほどかかるため最初はしいたけ皮膚炎と気付かない方も多いです。

症状の特徴

  • 強いかゆみ、ミミズ腫れのような赤い線状の発疹

  • 食後2〜3日後に突然出ることがある

  • レンチナンというしいたけの成分(熱に弱い)が関与

生焼けのしいたけの見分け方と対処法

きのこをカットしているシーン

「しっかり焼いたつもりなのに、これって大丈夫?」と迷うことはありませんか?

しいたけは見た目の変化が分かりづらく、火の通り具合を判断するのが難しい食材です。

生焼けを防ぐには、見た目や質感、焼き加減の“ちょっとしたサイン”を知っておくことが大切です。

焦らず落ち着いて対応すれば、多くの場合は大きな問題にはなりません。

生焼けのしいたけを見極めるポイントと、もし食べてしまったときの正しい対処法を覚えておきましょう。

しいたけの生焼けの見分け方

しいたけは、適切に調理しないと、生焼けの状態になることがあります。生焼けのしいたけは、食中毒の原因となるため、注意が必要です。

生焼けのしいたけを見分けるには、以下のポイントを参考にしましょう。

生焼けのしいたけの特徴

  • 傘の裏側が白っぽい

  • 傘が硬く弾力がない

  • 傘に白い粉のようなものが付着している

  • 黒い斑点がある
     

一方、しっかり加熱されたしいたけは3つの特徴があります。

  • ヒダの部分に水分が噴き出ている

  • 焼く前よりもサイズが小さくなっている

  • 傘にシワができている


もし、生焼けのしいたけを見つけた場合は、しっかり加熱し直すか、食べないようにしましょう。

正しい焼き方と調理方法

しいたけを安全に食べるためには、適切な焼き方と調理方法が重要です。

焼き方

加熱時間

オーブン/トースター

5分程度

フライパン/ホットプレート(蓋あり)

中弱火で5分程度

魚焼きグリル/BBQ(蓋なし)

強火で5~6分


しいたけを焼く際は、まず中火でじっくりと焼くことが大切です。傘の裏側が完全に茶色になり、傘が柔らかくなるまで十分に加熱してください。

基本的には裏返しにして焼く方法(傘の裏側を下にする)がおすすめです。大きなしいたけの場合は、カットして火の通りを良くすると確実に加熱できます。

生焼けしいたけを食べてしまった場合の対処法

生焼けのしいたけを食べてしまった場合は、以下の対処法を試してみましょう。

軽度な症状の場合は、まず水をたくさん飲んで体内から毒素を排出しましょう。吐き気や嘔吐がある場合は無理せず吐き出し、食欲不振の際は無理をせず安静にすることが大切です。

ただし、38度以上の発熱が続く場合や嘔吐が止まらない場合、血便や激しい腹痛がある場合は速やかに医療機関を受診してください。

また、発疹が広がっていたりかゆみが強い場合も専門医の診察を受けることをおすすめします。

とくに高齢者・乳幼児・妊婦・基礎疾患のある方が生焼けを食べた場合は、症状が軽くても念のため医療機関に相談しましょう。
 

しいたけの保存方法で長持ちさせるコツ

冷蔵庫を開けている女性

せっかく新鮮なしいたけを手に入れても、保存方法を誤るとすぐにしなびてしまったり、風味が落ちてしまうことがあります。

しいたけは水分を多く含むため、湿度や温度の影響を受けやすい食材です。適切な方法で保存すれば、うま味をしっかり保ちながら日持ちさせることができます。

ここでは、冷蔵・冷凍それぞれの保存のコツや、鮮度を保つためのひと工夫を紹介します。調理のタイミングを逃さず、いつでもおいしい状態で楽しみましょう。

正しい冷蔵保存方法

しいたけを冷蔵保存する際は、しいたけを新聞紙やキッチンペーパーで包んでから密閉容器に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存してください。

この方法で保存した場合、3~4日程度で食べきることをおすすめします。

正しい冷凍保存方法

しいたけは、冷凍保存することで、長期間保存が可能です。

冷凍保存の場合は、まず石づきを切り落として軽く水洗いし、厚めにスライスします。

その後、ラップで包んでから冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存してください。冷凍保存したしいたけは1~2ヶ月程度で食べきりましょう。

しいたけを使った美味しいレシピ

きのこをソテーしているシーン

安全に調理できるようになったら、次はしいたけの魅力をおいしく味わいましょう。

しいたけはうま味成分が豊富で、シンプルな調理でも深い味わいを楽しめる万能食材。

炒める・焼く・漬けるなど、どんな料理にも自然になじみます。

ここでは、家庭でも手軽に作れる2つの人気レシピを紹介します。食卓にもう一品加えたいときや、旬の香りを楽しみたいときに、ぜひ試してみてください。

しいたけの簡単ソテー

しいたけはソテーにすることで、シンプルながらも美味しい一品になります。

材料

  • しいたけ 6〜8個

  • オリーブオイル 大さじ1

  • 塩コショウ 適量

  • にんにく 1片(お好みで)


作り方

  1. 石づきを切り落とし、軽く水洗いします

  2. 薄切りにします

  3. フライパンに油をひき、しいたけを炒めます

  4. しいたけに火が通ったら、塩コショウで味付けします

しいたけのぬか漬け

しいたけは、ぬか漬けにすることで、独特の風味と食感が楽しめます。

作り方

  1. 石づきを切り落とし、軽く水洗いします

  2. 半分にカットします

  3. ぬか床に漬け込みます

  4. 3~4日程度漬け込みます

まとめ

生焼けを少量食べた程度では深刻な問題になることは稀ですが、食中毒やしいたけ皮膚炎のリスクがあるため注意が必要です。

適切な加熱時間は調理法により5〜6分程度で、生焼けかどうかは水分の有無やサイズの変化、シワの状態で判断できます。

ファスティング後の回復食としてしいたけを摂取する場合は、その豊富な栄養素と食物繊維により腸内環境を整える効果が期待できますが、必ず十分に加熱したものを少量から摂取することが大切です。

しいたけは適切に調理することで安全に美味しく食べることができます。ぜひ本記事を参考にして、しいたけを安全に楽しんでください。

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Yuzu

監修者

Yuzu

管理栄養士Yuzu。管理栄養士資格第242047号。 2019年5月に管理栄養士の資格を取得。腸を健康にする美味しい食事を広めるべく、酵素ドリンクRESETで、1万人以上をサポート。 https://reset-fasting.jp/ , https://www.instagram.com/reset_dining/